この題名を書くのに二度もサイトを確認してしまった。
地方に住むと良いことも悪いこともあるが、最大の難点は、演劇、舞踏などをみる機会が無いこと。自然、TV、ほとんどEテレ、BSか、スカパーかが唯一の情報源。週末の夜、ボッと眺めていると、とっても妙な動きに、何か惹かれて見入ってしまいました。
なにぶん、研究しか知らない毎日。全く知らなかった、岡田利規。そして彼が主催するチェルフィッチュという、これまた覚えにくく書きにくい、劇団による、このタイトルを題名とした演劇。この単語は二度と書く気がしないですが、この3日間、毎夜見てます。録画をはじめたのが、途中、それもかなり後ろのほうになってしまいましたが。
この動きと、永遠に終わらない若者言葉と、バッハの平均律、これらがコンビニの安っぽい舞台の上で繰り広げられる。この劇団のサイトによると、平均律の通りに、24x2シーンあるらしい。しまった、最初から見ておくのだった。再放送は、この手のはほとんどないんだよなあ・・
平均律の24曲、前奏曲とフーガ合わせて48曲にあわせたシーンがあり、ただこれは、音楽とは違って、やはり演劇で、終曲の一つ手前には妙に胸に迫る場面があります。見ていて、相米慎二の「台風クラブ」の中の、印象的なシーン、少年が一人で、ドアを開けては締めて、「ただいま」「おかえり」を繰り返す、そんな世界を思い出しました。面白いのは、最後の48曲目、これで締めるか、という、これが彼のウィットというよりは、現代の「てれ」なんでしょう。
これは見たい、でも上演は昨年の暮れ。次には韓国に行くらしいが、関東、仙台くらいまでなら、見に行くのだが。どこかでやらないものか。それにしても、一体、どうやればこういう劇が成り立つのか、それに一人一人の、何とも表現しがたい魅力。みずたにさん、と店長、明日も見てしまいそう。
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2015年5月20日水曜日
2015年3月16日月曜日
キンドルPWとKOBO H2Oを比べる
散々文句も書いたけど、並べて比較。左がH2O、右はKindlePaperWhite (2013)。
これはバックライトを消してフラッシュを使った撮影。左は単行本で、右は文庫本の「国境の南」。左のは「ジョイスのための長い通夜」という単行本。この本を右のキンドルPWで読もうとするとなかなか目が疲れます。本をpdfに自炊して、余白をChainLPでぎりぎりまでトリミングしてmobi(PW)、またはcbz(H2O)に変換してますが、それでも、キンドルPWでは文庫本限定かな。ブルーバックスでもちょっと厳しい。こうやって並べると、結構、大きさが違うものです。画質はほとんど同じで微妙に色合いが違う程度です。
自炊した本を入れるのは、結局、DropBoxでアカウント名を打ち込みやすいものにしてダウンロードするのがベストのようです。このブラウザ、1980年代くらいにあったような代物で、一度ダウンロードするとブラウザを勝手に終了してしまうので、複数冊を入れるのは面倒ではあります。でも、普通は一冊ずつ入れるからそれほど手間でもないかな。
このブラウザで一度、あちこちのオンラインストレージを試してたとき、途中で全く動かなくなってしまって、焦りました。電源ボタンの長押しも、出荷時に戻す、という隠れボタンもだめで、電源がなくなればいいのかも、と翌朝までほってましたが、だめ。結局、PCにつないで解消しました。たぶん、これは電源が切れていて、前の画面の状態が残ったため、かな。他に転送ではOneDriveも使えはしましたが、さらに動作が遅く、ダウンロードがあまりストレートでないので、メリットは無し。
ともかく、家でまじめに読むときは、H2Oになりそうです。外でもバッグを持ち歩くようなときは良いかな。ポケットに突っ込んで茶店で読書、なんていうときはキンドル。慣れれば、悪くない買い物でした。
自炊した本を入れるのは、結局、DropBoxでアカウント名を打ち込みやすいものにしてダウンロードするのがベストのようです。このブラウザ、1980年代くらいにあったような代物で、一度ダウンロードするとブラウザを勝手に終了してしまうので、複数冊を入れるのは面倒ではあります。でも、普通は一冊ずつ入れるからそれほど手間でもないかな。
このブラウザで一度、あちこちのオンラインストレージを試してたとき、途中で全く動かなくなってしまって、焦りました。電源ボタンの長押しも、出荷時に戻す、という隠れボタンもだめで、電源がなくなればいいのかも、と翌朝までほってましたが、だめ。結局、PCにつないで解消しました。たぶん、これは電源が切れていて、前の画面の状態が残ったため、かな。他に転送ではOneDriveも使えはしましたが、さらに動作が遅く、ダウンロードがあまりストレートでないので、メリットは無し。
ともかく、家でまじめに読むときは、H2Oになりそうです。外でもバッグを持ち歩くようなときは良いかな。ポケットに突っ込んで茶店で読書、なんていうときはキンドル。慣れれば、悪くない買い物でした。
2015年1月10日土曜日
聖灰水曜日
最近、気がついたらTSエリオットを読んでいる。夜中に、真っ暗な中でキンドルの薄い光の中で、ずっと昔に生きたこの詩人の格闘が、胸を打つ。
これは死と生のあいだの緊張のひととき
3つの夢が、青い岩のあいだをゆきかう
寂寥の場である
しかし、イチイの木から振りおとされた声が流れさるとき
他のイチイをゆりうごかして、答えを求めよう。
祝福された修道女、清らかな母,泉の精、園の心よ、
われらがいつわりで自分たちをあざけるのを許したもうな
思うて、しかも思わないすべを教え給え、
これらの岩のあいだにあって、しかも
静かにすわるすべをおしえたまえ、
主の御心のなかにわれらの安らぎを
これらの岩の中に座すとも
修道女よ、母よ、
河の精よ、海の心よ、私を手放したもうな
我が叫びを主のもとへとどかしめたまえ。
これは聖灰水曜日、Ash-Wednesdayの最後のところ。The Waste Landの数年後に発表された。
こちらは「東方の博士がした旅」という妙な題名の、だけどこの詩、一番好きかもしれない。
・・・・・
そのうちに夜があけて、おだやかな谷間にでた、
水気があり、雪がもうなくなっていて、草木のにおいがしていた。そこには
一条の小川が流れ、水車が一つ、あたりの暗やみに、たたくような音をひびかせていた、
また、
木が三本、雲の低くたれこめた空につったっており、
老いぼれた白い馬が一匹、蹄の音高く、牧場を駆け抜けていった。
やがて、われわれは、居酒屋が一軒あるところに来た。葡萄の葉が、その入り口におおいかぶさっており、
そのあけはなした戸口のところで、男が6人、銀貨をかけてさいころをころがし、
からっぽになった葡萄酒の革袋を足げにしていた。
だがそこでは何のたよりも得られなかった、それでまた旅を続け、夕方
ちょうど良いときに、探していた場所に行きつき、
そこでともかく満足したのだ。
忘れもしない、これはみんな昔のことだ、
それで、もう一度、わしはああした事を繰り返してやってみたいと思う、
だが次のことをかきとめてもらいたいのだ、次の事を、
われわれが、はるばると目指して行ったものは、生誕であったのか、それとも死滅であったのか。
・・・・
書き写しているうちに、涙がこみ上げてくる。そう、これは旅の詩だった。 もちろん、これはイエスのこと、だけど、これはわれわれの、長い旅のこと。
これは死と生のあいだの緊張のひととき
3つの夢が、青い岩のあいだをゆきかう
寂寥の場である
しかし、イチイの木から振りおとされた声が流れさるとき
他のイチイをゆりうごかして、答えを求めよう。
祝福された修道女、清らかな母,泉の精、園の心よ、
われらがいつわりで自分たちをあざけるのを許したもうな
思うて、しかも思わないすべを教え給え、
これらの岩のあいだにあって、しかも
静かにすわるすべをおしえたまえ、
主の御心のなかにわれらの安らぎを
これらの岩の中に座すとも
修道女よ、母よ、
河の精よ、海の心よ、私を手放したもうな
我が叫びを主のもとへとどかしめたまえ。
これは聖灰水曜日、Ash-Wednesdayの最後のところ。The Waste Landの数年後に発表された。
こちらは「東方の博士がした旅」という妙な題名の、だけどこの詩、一番好きかもしれない。
・・・・・
そのうちに夜があけて、おだやかな谷間にでた、
水気があり、雪がもうなくなっていて、草木のにおいがしていた。そこには
一条の小川が流れ、水車が一つ、あたりの暗やみに、たたくような音をひびかせていた、
また、
木が三本、雲の低くたれこめた空につったっており、
老いぼれた白い馬が一匹、蹄の音高く、牧場を駆け抜けていった。
やがて、われわれは、居酒屋が一軒あるところに来た。葡萄の葉が、その入り口におおいかぶさっており、
そのあけはなした戸口のところで、男が6人、銀貨をかけてさいころをころがし、
からっぽになった葡萄酒の革袋を足げにしていた。
だがそこでは何のたよりも得られなかった、それでまた旅を続け、夕方
ちょうど良いときに、探していた場所に行きつき、
そこでともかく満足したのだ。
忘れもしない、これはみんな昔のことだ、
それで、もう一度、わしはああした事を繰り返してやってみたいと思う、
だが次のことをかきとめてもらいたいのだ、次の事を、
われわれが、はるばると目指して行ったものは、生誕であったのか、それとも死滅であったのか。
・・・・
書き写しているうちに、涙がこみ上げてくる。そう、これは旅の詩だった。 もちろん、これはイエスのこと、だけど、これはわれわれの、長い旅のこと。
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