エストニアのKlassikaradioで耳にした演奏、明らかにPhilip Glassの曲だけど、ピアノの知らない曲。グーグル翻訳と想像力で局のサイトを読み解くと(というほどもないが)、これはNamekawa Makiという人の弾く Philip GlassのPiano etudeという曲らしい。アマゾンで検索すると発見。最近発売されたらしい。Youtubeでもいくつかありますが、全曲があるわけもなし。Glass本人による演奏もありますが、彼はピアニストではなく、指がまめらない。
久々にこの物理CDを購入しました(ダウンロードすると、PCの引っ越しで面倒なこともあるし、このジャケットもいいし)。これは素晴らしい。やはり餅は餅屋、演奏はピアニストに任せましょう。まったく知らない曲集でした。全20曲です。2枚組。
マンハッタンの地下鉄を思い出します。彼の曲を聴くといつでも。楽しいのかどうか、好きなのかどうか、それはわからない、でも確実にこの時代に、あのくすんだ匂いのする暗い地下鉄を持つ時代に我々は生きていることを思い出し、思わず聞きいってしまいます。
最近のCDらしくろくな情報も書いてないですが、この滑川真希という女性はペルトもレパートリーらしい。久々に胸を揺すぶられる想いをしました。我々は、この暗い地下鉄に乗り込んで、油なのかペンキなのかわからない、黒く塗られた無造作なベンチに座って、次に来る列車を待っています。
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別にこの猫も待ってるわけではないが。お気に入りの座椅子でお花を眺めてます。なぜに、猫に座椅子がいるのかはさておき。