長らく、Kobo Aura Oneよりも大きな電子本リーダーを待ち望んでましたが、前にも書いた、Likebookのmimasというのがかなり評判が良い。10.3インチと、ちょっと大きすぎる感もあって、それに5万5千円くらいというお値段がどうなのというのもあり、かなり迷ってましたが、結局、買ってしまいました。
購入ルートも迷うところでした。日本の代理店のようなところか、AliExpress、アマゾン、の3択でした。最初はAliExpressが465ドルくらいの値段をつけてたので、買おうとしたら、ちょっとの隙になくなってしまいました。だけどほんの一時的だったようで、今見たら在庫も戻り、さらに下がって445ドルになってます。。。 ともかく、買ったのはアマゾンでLIKEBOOK EBOOK READERというところからで、Likebook本社なのか、単に紛らわしい名前をつけてるだけなのか知りませんが、中国からの直送。
購入時点で謎の2%割引というのが適応されて、到着は1週間くらいだったかな、無事に到着。だけど、税関で1200円取られて、おそらくそのときに結構乱暴に開封されたようで、袋は破れてました。他は問題なしでしたが。これなら日本の代理店のようなところとほぼ同じ値段。だけど、こういうところは使いたくなかったのでいいですが、それよりちょっと待ってAliexpressから買ったほうがよかったかな。ともかく、本体と、保護ケース、ペン、それと透明な保護シートが二枚ついてきました。保護シートはペン用ですが、ちょっとしょぼいので使いません。だけど、保護ケースはしっかりして見た目も渋く、なかなかいい。ちょっと見にくいけど、こんな感じ。閉めるとオフになります。横に置いてるのはAura Oneを横置きしたものです。
電源を入れると、まずは言語をデフォールトの中国語から日本語に設定。どこにも説明がないので戸惑いましたが、アンドロイドタブレットなので、使えるように設定する必要があります。それで、設定のところを変えて、GooglePlayを使えるようにして、あとはGoogle日本語変換、ブラウザとして軽いViaを入れました。
大きな電子リーダーを買ったつもりでしたが、想定外にアンドロイドタブレットとしての機能がよくて、ならばと、Gmailや学習中のPythonなどのプログラミング言語も入れました。白黒だけど、eLinkだけあって目が疲れず、大きいし、タブレットとしてもかなりいい。コマンドラインなんか、色要らないし。考えてみたら、カラーが必要なことってあまりないのですね。女房がのぞき込んで、私の最初のPCとなった白黒のマックみたいねといってました。そういえばいつからカラーになったのだったかな。
バックライトは2色できます。デフォールトではこれを切り替えて使うようになってますが、サードパーティからの2色ライトを混合する双色混合なんとかいうのが、これもデフォールトでアプリサイトからダウンロードできるようになってるので、インストールして、2色を適当な割合で混ぜて良い感じ。
本来の目的の電子リーダーは、BYOSというアプリがデフォールトで、他のGoogleplayにあるリーダー、Moon+や、PockeBook等も入れてみましたが、BYOSがページめくりの早さ、無駄な余白の無さなどで、ベストでした。唯一、分類機能がないのが難点で、本が増えてくるとどうしたものかと思いますが。ともかく、恒例で、これまでのリーダーと比較してみました。
左から、Mimas、Kobo Aura One, Kobo Aura H2O、Kindle Paperwhiteです。Aura oneと比べてそれほど大きくなるものでもないだろうと思ってて、これが迷ってた最大の理由でしたが、実際に表示面積を比較すると、かなりの差があります。なお、eLinkとしては、Aura H2Oが一番抜けがよくて、なぜでしょう。
Aura Oneではカフカ全集の日記のような2段組の本は、老眼にさすがに厳しいので、半分サイズにして横にしてますが、並べると事実上、倍近く表示領域に違いがあるようにみえます。
雑誌などもこれに入れるととても読みやすい。特に老眼にとっては。村上春樹が父親について書いたのが文芸春秋に出てたので、この雑誌を20年ぶりくらいに買いましたが、mimasに入れるとすごく読みやすくなり、高齢者の味方です。(なお、この文章はちっとも面白くなかった。なぜだろう。)
他に、ソニーのDP1と、最初期のKindle、Pocketbookも買いましたが、これらは使用期間が短く、すぐに次のに置き換わりました。特にソニーのDP1はがっかりで、13インチと大きすぎるのとバックライトがないのが致命的。ページめくりもpdf限定のせいか、遅すぎて、軽いのを人に見せて驚かせるくらいしか使い道がありません。譜面として使うくらいかな。
BYOSでは、pdfファイルでも使えなくはないです。この辺はさすがはオクタコア、強力。だけど、デフォールトはePubです。このほうが小さいし高速になるので、結局、ChianLPを使って、余白をトリムして、絵があるかによって2~4bitくらいに落とすことと、本文ボールド化(写真があるとこれはだめ)をするかどうかを選んで、後はヒストグラムでレベル補正してePubに変換して入れてます。ページリフレッシュは細かく選択できますが、neverを選択してます。
「急速」というモードもあり、たぶん、これはpdfを入れたときに画像のビット数を2ビットまで落とすことでページ送りを高速にしてるのだろうとおもいますが、元々、低いビット数でしか入れてないので、私の使い方にはあまり関係ないです。電子リーダーの難点であるページのパラパラ送りは、さすがに本にかなうはずもないですが、それでも結構高速になりました。aura oneとは比べものになりません。普通に本を読むには全く問題なし。
これくらいの面積サイズだと 教科書でも使えます。重たい解剖学の教科書もこんな感じ。
これが自炊本で使えるレベルになったのは初めてかもしれない。
全く興味なかったペンですが、意外とこれが使えるレベルで、ノート、というのを使うと、ほんとにノートに書くような感じでメモれます。ま、使いませんが。
この値段は、eLinkのアンドロイドタブレットとして考えると、十分納得できるものでした。電子本リーダーとしても素晴らしい。普通サイズの本はこれまで同様にAura Oneで読みますが、2段本や大型本、雑誌はmimasという使い分けができるようになりました。
追記 2020/07
mimasはそれなりに使えてます。重いので、持ち歩くことはあまりないけど。Kobo aura one コミックeditionが一杯になってきたので、次の端末を探したところ、やはりkobo formaしかないという結論になり、購入しました。次のブログに書いてます。
https://ketupa-peeri.blogspot.com/2020/07/kobo-forma.html