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2019年6月15日土曜日

mimas もっと続き

リーダーのソフト、BYOSで、aura oneのコレクションのようなフォルダ作成ができればもっと良いのにといいましたが、これは迂闊。aura oneとは違って、アンドロイドPCなので、フォルダを作ればいいだけのことでした。あっさり、こんな感じで、分類した本棚ができました。
見やすいので、以前読みかけていた本も、大きいものを入れているうちに、段々増えて、本棚から探すのが面倒になってきて、結局、このやり方に落ち着いた次第。やはり本棚は一ページで表示したい、それでaura oneでは各カテゴリーの他に村上春樹だけを別フォルダにしてましたが、aura oneで十分読んだので、こちらに持ってくる必要もないかな。代わりに、長いこと忘れていたサルトルを再び読み出していて、だけで、これを評論フォルダに入れるのもなあと、単独フォルダにしました。また、現存在分析から知った霜山徳爾の本が多いので、この系統を独立。フォルダはまだ、半画面くらいなので、あと5フォルダくらい作れます。

mimasで本の読み方も大分変わった気がします。これでBYOSへの不満は、あとはブックマークというか、しおり機能だけ。何かついてるのだけど、使い方がわからない。マニュアルはないものか。<<追記ですが、これはaura oneと同じで、右上端を触るだけでした。

ところでversion upで両開きができるようになってました。右上の方の二重何とかと書いてあるのがそれです。中国語で両開きの意味なのかな。
 

ただ、右開きと左開きの設定ができないみたい。いずれにしても、10.3インチで両開きで読むのはかなり厳しいので、こんなのやる人いないと思いますが。どうしてもやりたい人はChainLPで2画面設定したほうが、左右の設定も自由にできるのでよさそう。他に、電子本用に文字位置や余白などもかなり細かくカスタマイズできるようにはなってます。無縁ですが。アンドロイドリーダーは、カスタマイズの方向に進んでるのかな。電子本はともかく、これは、私のような読み方をする人間にはうれしい。

2019年6月7日金曜日

Likebook mimas続き

タブレットは買うとなんとなくがっかりすることが多い気がします。でもlikebook mimasは買ってよかったと思えるはじめてのタブレット。自炊した大型本のリーダーとして買ったので、他は全く期待してなかったからでもありますが。

いろんなちょっとしたことが新鮮。たとえば、これにはUSB miniBでなくtype-Cがついてますが、これで随分便利になりました。ファイルの転送が5~10倍くらい速くなって、刺すときに上下を確認せずにすみます。たいしたことではないけど、こういうのは使い勝手に影響します。

8コアのCPUがタブレットに入るとバッテリーの消費が早いのではと思いましたが、あんまりそうでもありません。主目的は読書で、あと、読んでる合間にメールチェックするくらいだからでしょうが、eLinkなので液晶のような強い照明が要らないからかな。描画速度はとにかくeIink自体が遅いので早いとは言えませんが、それでもアプリの動作自体には、遅い感はないかな。アンドロイドの起動自体は遅いですが。

mimasにもGooglePlayでいろんなアプリを入れることができて、特に問題なく使えます。VPNでメインのPCにつなぐようにとF5 accessとMicrosoft Remote Desktopも入れて、メインのPCにつながるようにしてます。リモートデスクトップの操作性は、もちろんノートPCに比べれば遙かに悪いですが、でもファイルを開いて調べたリができないのとできるのとでは大きな違い。

そうこうしてるうちにアンドロイドOSのupdateが配信され、かなりメジャーなものだったみたいで、大分変わりました。BYOSもちょっと改良されたかな。妙な日本語は消えました。代わりに英語のままというページもありますが、そのほうがまし。本棚の中に、分類するフォルダーを作る機能ができてればいうことなしですが、まだかな。このアプリは電子本リーダーとして相当シンプルですが、その分、さくさく読めます。フォーマットがePubである限りは。

ファイルはChainLPで、displayの解像度とされてる画素数1872x1404にして、詳細設定の中の画像はJPEGでなく、PNGの4bitで出してます。それで、普通の厚さの単行本で40Mくらいかな。ボールド化したほうが良いかは本の中身によります。なぜか、AuraOneほどにはボールド化は必須でもない印象。なお、pdfもそのまま開けることができ画像もいいですが、ページ送りがあまりに遅く、これで読む人はいないでしょう。とはいえ、pdfもChainLPで必要なサイズにトリムして、画像も4bitにすればePubと同じくらいに速くなるのかもしれません。


追記
もう一つ、このupgradeで特筆すべきは、それぞれのアプリごとに、様々なモードのカスタマイズができるようになったこと。特に、A2モード、高速リフレッシュモードができるようになったことはeLink アンドロイドとして大きな改善です。これは、ブラウザではeLinkのもっさり感をかなり改善してくれます。その代わり、画質が落ちるのはトレードオフ、だけど、ブラウザもほぼ文字情報なので実は問題なく、この設定をデフォールトにしました。
なお、設定は、アプリの画面で、各アプリアイコンを長押しして出てくる画面でできます。他にも明るさ調整、画素数、コントラストまでそれぞれのアプリでカスタマイズできます。カスタマイズの幅が大幅に広がり、相当な優れものになりました。
また、microSDカードを入れました。これは128Gまで対応してるらしい。だけど、以前、Kobo H2Oで使っていたものをフォーマットして入れても認識されず、壊れてたようなので、とりあえず32Gのを刺したところ、問題なく認識されました。ただこれに本を入れてBYOSで認識させるには、カードの中にBooksという名前をつけたフォルダを作って、この中に入れる必要があります。ちょっと手間取ってしまいましたが、こんなのどこかに書いてあるのかなあ。

2019年6月2日日曜日

10.3インチ電子本リーダー、迷った末、mimasに

長らく、Kobo Aura Oneよりも大きな電子本リーダーを待ち望んでましたが、前にも書いた、Likebookのmimasというのがかなり評判が良い。10.3インチと、ちょっと大きすぎる感もあって、それに5万5千円くらいというお値段がどうなのというのもあり、かなり迷ってましたが、結局、買ってしまいました。

購入ルートも迷うところでした。日本の代理店のようなところか、AliExpress、アマゾン、の3択でした。最初はAliExpressが465ドルくらいの値段をつけてたので、買おうとしたら、ちょっとの隙になくなってしまいました。だけどほんの一時的だったようで、今見たら在庫も戻り、さらに下がって445ドルになってます。。。 ともかく、買ったのはアマゾンでLIKEBOOK EBOOK READERというところからで、Likebook本社なのか、単に紛らわしい名前をつけてるだけなのか知りませんが、中国からの直送。

購入時点で謎の2%割引というのが適応されて、到着は1週間くらいだったかな、無事に到着。だけど、税関で1200円取られて、おそらくそのときに結構乱暴に開封されたようで、袋は破れてました。他は問題なしでしたが。これなら日本の代理店のようなところとほぼ同じ値段。だけど、こういうところは使いたくなかったのでいいですが、それよりちょっと待ってAliexpressから買ったほうがよかったかな。ともかく、本体と、保護ケース、ペン、それと透明な保護シートが二枚ついてきました。保護シートはペン用ですが、ちょっとしょぼいので使いません。だけど、保護ケースはしっかりして見た目も渋く、なかなかいい。ちょっと見にくいけど、こんな感じ。閉めるとオフになります。横に置いてるのはAura Oneを横置きしたものです。



電源を入れると、まずは言語をデフォールトの中国語から日本語に設定。どこにも説明がないので戸惑いましたが、アンドロイドタブレットなので、使えるように設定する必要があります。それで、設定のところを変えて、GooglePlayを使えるようにして、あとはGoogle日本語変換、ブラウザとして軽いViaを入れました。

大きな電子リーダーを買ったつもりでしたが、想定外にアンドロイドタブレットとしての機能がよくて、ならばと、Gmailや学習中のPythonなどのプログラミング言語も入れました。白黒だけど、eLinkだけあって目が疲れず、大きいし、タブレットとしてもかなりいい。コマンドラインなんか、色要らないし。考えてみたら、カラーが必要なことってあまりないのですね。女房がのぞき込んで、私の最初のPCとなった白黒のマックみたいねといってました。そういえばいつからカラーになったのだったかな。

バックライトは2色できます。デフォールトではこれを切り替えて使うようになってますが、サードパーティからの2色ライトを混合する双色混合なんとかいうのが、これもデフォールトでアプリサイトからダウンロードできるようになってるので、インストールして、2色を適当な割合で混ぜて良い感じ。

本来の目的の電子リーダーは、BYOSというアプリがデフォールトで、他のGoogleplayにあるリーダー、Moon+や、PockeBook等も入れてみましたが、BYOSがページめくりの早さ、無駄な余白の無さなどで、ベストでした。唯一、分類機能がないのが難点で、本が増えてくるとどうしたものかと思いますが。ともかく、恒例で、これまでのリーダーと比較してみました。

 左から、Mimas、Kobo Aura One, Kobo Aura H2O、Kindle Paperwhiteです。Aura oneと比べてそれほど大きくなるものでもないだろうと思ってて、これが迷ってた最大の理由でしたが、実際に表示面積を比較すると、かなりの差があります。なお、eLinkとしては、Aura H2Oが一番抜けがよくて、なぜでしょう。

Aura Oneではカフカ全集の日記のような2段組の本は、老眼にさすがに厳しいので、半分サイズにして横にしてますが、並べると事実上、倍近く表示領域に違いがあるようにみえます。

雑誌などもこれに入れるととても読みやすい。特に老眼にとっては。村上春樹が父親について書いたのが文芸春秋に出てたので、この雑誌を20年ぶりくらいに買いましたが、mimasに入れるとすごく読みやすくなり、高齢者の味方です。(なお、この文章はちっとも面白くなかった。なぜだろう。)

他に、ソニーのDP1と、最初期のKindle、Pocketbookも買いましたが、これらは使用期間が短く、すぐに次のに置き換わりました。特にソニーのDP1はがっかりで、13インチと大きすぎるのとバックライトがないのが致命的。ページめくりもpdf限定のせいか、遅すぎて、軽いのを人に見せて驚かせるくらいしか使い道がありません。譜面として使うくらいかな。

BYOSでは、pdfファイルでも使えなくはないです。この辺はさすがはオクタコア、強力。だけど、デフォールトはePubです。このほうが小さいし高速になるので、結局、ChianLPを使って、余白をトリムして、絵があるかによって2~4bitくらいに落とすことと、本文ボールド化(写真があるとこれはだめ)をするかどうかを選んで、後はヒストグラムでレベル補正してePubに変換して入れてます。ページリフレッシュは細かく選択できますが、neverを選択してます。

「急速」というモードもあり、たぶん、これはpdfを入れたときに画像のビット数を2ビットまで落とすことでページ送りを高速にしてるのだろうとおもいますが、元々、低いビット数でしか入れてないので、私の使い方にはあまり関係ないです。電子リーダーの難点であるページのパラパラ送りは、さすがに本にかなうはずもないですが、それでも結構高速になりました。aura oneとは比べものになりません。普通に本を読むには全く問題なし。

これくらいの面積サイズだと 教科書でも使えます。重たい解剖学の教科書もこんな感じ。
これが自炊本で使えるレベルになったのは初めてかもしれない。

全く興味なかったペンですが、意外とこれが使えるレベルで、ノート、というのを使うと、ほんとにノートに書くような感じでメモれます。ま、使いませんが。

この値段は、eLinkのアンドロイドタブレットとして考えると、十分納得できるものでした。電子本リーダーとしても素晴らしい。普通サイズの本はこれまで同様にAura Oneで読みますが、2段本や大型本、雑誌はmimasという使い分けができるようになりました。

追記 2020/07
mimasはそれなりに使えてます。重いので、持ち歩くことはあまりないけど。Kobo aura one コミックeditionが一杯になってきたので、次の端末を探したところ、やはりkobo formaしかないという結論になり、購入しました。次のブログに書いてます。
https://ketupa-peeri.blogspot.com/2020/07/kobo-forma.html