タブレットは買うとなんとなくがっかりすることが多い気がします。でもlikebook mimasは買ってよかったと思えるはじめてのタブレット。自炊した大型本のリーダーとして買ったので、他は全く期待してなかったからでもありますが。
いろんなちょっとしたことが新鮮。たとえば、これにはUSB miniBでなくtype-Cがついてますが、これで随分便利になりました。ファイルの転送が5~10倍くらい速くなって、刺すときに上下を確認せずにすみます。たいしたことではないけど、こういうのは使い勝手に影響します。
8コアのCPUがタブレットに入るとバッテリーの消費が早いのではと思いましたが、あんまりそうでもありません。主目的は読書で、あと、読んでる合間にメールチェックするくらいだからでしょうが、eLinkなので液晶のような強い照明が要らないからかな。描画速度はとにかくeIink自体が遅いので早いとは言えませんが、それでもアプリの動作自体には、遅い感はないかな。アンドロイドの起動自体は遅いですが。
mimasにもGooglePlayでいろんなアプリを入れることができて、特に問題なく使えます。VPNでメインのPCにつなぐようにとF5 accessとMicrosoft Remote Desktopも入れて、メインのPCにつながるようにしてます。リモートデスクトップの操作性は、もちろんノートPCに比べれば遙かに悪いですが、でもファイルを開いて調べたリができないのとできるのとでは大きな違い。
そうこうしてるうちにアンドロイドOSのupdateが配信され、かなりメジャーなものだったみたいで、大分変わりました。BYOSもちょっと改良されたかな。妙な日本語は消えました。代わりに英語のままというページもありますが、そのほうがまし。本棚の中に、分類するフォルダーを作る機能ができてればいうことなしですが、まだかな。このアプリは電子本リーダーとして相当シンプルですが、その分、さくさく読めます。フォーマットがePubである限りは。
ファイルはChainLPで、displayの解像度とされてる画素数1872x1404にして、詳細設定の中の画像はJPEGでなく、PNGの4bitで出してます。それで、普通の厚さの単行本で40Mくらいかな。ボールド化したほうが良いかは本の中身によります。なぜか、AuraOneほどにはボールド化は必須でもない印象。なお、pdfもそのまま開けることができ画像もいいですが、ページ送りがあまりに遅く、これで読む人はいないでしょう。とはいえ、pdfもChainLPで必要なサイズにトリムして、画像も4bitにすればePubと同じくらいに速くなるのかもしれません。
追記
もう一つ、このupgradeで特筆すべきは、それぞれのアプリごとに、様々なモードのカスタマイズができるようになったこと。特に、A2モード、高速リフレッシュモードができるようになったことはeLink アンドロイドとして大きな改善です。これは、ブラウザではeLinkのもっさり感をかなり改善してくれます。その代わり、画質が落ちるのはトレードオフ、だけど、ブラウザもほぼ文字情報なので実は問題なく、この設定をデフォールトにしました。
なお、設定は、アプリの画面で、各アプリアイコンを長押しして出てくる画面でできます。他にも明るさ調整、画素数、コントラストまでそれぞれのアプリでカスタマイズできます。カスタマイズの幅が大幅に広がり、相当な優れものになりました。
また、microSDカードを入れました。これは128Gまで対応してるらしい。だけど、以前、Kobo H2Oで使っていたものをフォーマットして入れても認識されず、壊れてたようなので、とりあえず32Gのを刺したところ、問題なく認識されました。ただこれに本を入れてBYOSで認識させるには、カードの中にBooksという名前をつけたフォルダを作って、この中に入れる必要があります。ちょっと手間取ってしまいましたが、こんなのどこかに書いてあるのかなあ。