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2018年11月23日金曜日

ヤクザ者

「自分たちのようなヤクザ者がいなければ、原発の収束作業はどうにもならなかった」

今西憲之さんによるネット記事の一節。ここでいうヤクザ者とは、良く使う文学的表現ではなく、文字通りかつてヤクザだった者のこと。この話、よく聞きますが、福島の人間としては複雑な思いです。だけど、ほんとにそうだったと思うのも福島の人間。

壊れた原発を何とかここまでふみとどめさせてくれたのは、どうかすると一日で1ミリシーベルトも被爆したり、それはまだましな方で、真夏でなくても防護服の中はいつも蒸し風呂状態、それだけで命が奪われることもある、そんな現場での過酷な労働があったから、こそ。

とても難しい。入試と違ってどこにも正解などない、この世界。




だけど、猫の世界も難しいのかな。生きるからには、無数の選択があり、自由だからこそ、そうなのかもしれない。