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2016年9月10日土曜日

aura one、ChainLPの設定

aura oneに入れる本のサイズをどこまで減らせるのか。ChainLPでは詳細設定>画像の本文で、PNGの形式の時に、色深度を選択できますが、これは本の場合、普通は2bit、つまり4階調にしてます。文字の識別に何の問題もありません。写真などの場合は挿絵のところで色深度を4bit、たまに8にすることもありますが、これはそのたびにページを指定しないといけないので、表紙や最初にでてくる写真だけにしか使いません。
ほんとかと、比較して見ると、



















左が3bit、つまり8階調、右が2bitにしたものですが、全く区別がつきません。大野 克嗣の有名な「非線形な世界」です。文字は4階調もあれば十分。


問題は解像度。「ジョイスのための長い夜」で、2つに変えて比較してみました。この2つ、並べても区別がつきませんが、左が1130*877、右が1872*1454の解像度でChainLPでCBZに変換したものです。サイズは左が22.8M、右が65.3Mと3倍違います。つまり、こういうサイズの文字の場合、1130*877で全く問題なし。


ただこれは文字が大きい。小さな文字の大野さんの本ではどうか。
 これは左が1130*877、真ん中が1454*1130、右が1872*1454の解像度にしたものですが、かなり差が出ました。どれでも苦もなく読めるには違いないですが、やはりフル解像度が一番。サイズは左から、18.5、27.2、42.3Mb。この文字サイズの本はあきらめてフル解像度を選択です。
 こちら、最近よく読む、トルコの作家、オルハン・パムクの「新しい人生」で、左が1130*877、右が1872*1454の解像度。これくらいの文字サイズなら差はそれほどみえません。少なくとも読むときの印象においては。サイズはそれぞれ18.9、52.8Mb。

大抵の単行本なら1130*877でいけそうですが、そこは中身と目的に応じて選択。ともかく、容量が6.7Gしかなくても300冊は入りそうな感じがしてきました。