この箱、なんでこうなるのと思いますが、ただ、頑丈で、もし濡れても平気そうなことは確か。ともかく中はちゃんとしてます。当然ながら。
V12です。CPUはnRF 52840、 220mAhのバッテリー。酸素飽和度のためにOsram SFH 7060という光電センサがついてます。これには3個の緑色LED (530 nm)、1個の赤色LED (660 nm)、1個のIR LED (950 nm)が組み込まれてます。
センサはこういうものです。相当なハイテクチップですが、要はLEDとフォトダイオードなので、いまでは300円くらいで買えるらしい。肉眼では緑と赤しか見えず、もちろんIR LEDからの光はみえませんが、赤とIRがポイント。これはパルスオキシメータと同じで、酸素濃度検出のために、酸素を持たないヘモグロビンは酸素と結合したヘモグロビンよりも660nmの赤い光を多く吸収し、だけども950nmの赤外光だと酸素があってもなくてもほぼ変化ない、という原理を使ってます。つまり、赤外と赤色光の吸収の差を取れば酸素濃度(ほぼ血液中の酸素飽和度)がかなり測定できるはずです。530nmの光は、脈拍用かな。
まずは充電を説明書にあるように90分以上行って、セットアップ。画面の長押しましたが、反応無し。よく見ると、スイッチはサイドにありました。あとは本体でやる事はないので、アンドロイドのFitupでセットアップで、ここで結構時間がかかりました。なかなかブルーツースがつながらず、時計をオンオフしてなんとかセットアップできました。とはいっても、一旦つながればV09Sと同じアプリを使うので、たいしてやることはありません。
振動で画面を表示させる機能は使わないかと思って最初は外したのですが、画面をタップしてもオンにできません。よくわからないのですが、あきらめて、振動で表示させるように、最小感度で設定したところ、画面をタップすると(おそらく振動で)表示されるようになり、とても使いやすくなりました。
V12では画面タップが使えないのではなく、スマホのように上下左右に画面上で指をスライドさせることで他のメニューに切り替わります。横だけでなく、上下にも別画面があります。斬新。画面が広いので、なかなか見栄えします。どうでもいい画像も多いですが。時刻表示画面にはいくつか選択でき、
だけど、ここまでのは滅多にないようで、だいたいは←くらいかな。このときは最低値は96%くらいです。ライブモニターしながら実際に調べてみると、息を止めて1分くらいでこれくらいまで落ちます。
上の時は熟睡状態でしたが、アラームに起こされたときもとくに呼吸が苦しいとも感じませんでした。全く自覚がなかったので、結構、危険なこともあるのかもしれません。こういうモニタリングはした方が良さそうです。
このために、0時から7時まではずっとLEDが点灯してモニターしてるようです。意外とバッテリーが持つものですが、前に書いたように、そうでないと、アラームにならないですよね。
ただ、V12では睡眠状態の情報がしょぼくて、最初に買ったP11と併用することにしました。こちらのほうが心拍変動や歩数情報は実感を反映します。でも、暑くなると、2つはめは目立つかな。完全にアルゴリズムの問題なので、V12がversion upしてくれることを願います。ともかく、こんなのが送料は別にすれば37ドルくらいで買えるなんて、すごい時代だ。これをつけてないと、insecureな感じすらします。