単一光子計測、という、光子を数える測定をするのに使うパソコンは、SandyBridgeのCorei7 ,3.3HHzが標準仕様。これをオーバークロックして3.9Gで使ってますが、それでも蛍光寿命の測定をするときには、まともなデータにするくらいの光子をとると、計算にちょっとかかります。気になったのは、CPUの温度で、PCの状態を表示するSpeccyでは40度も行かないくらいですが、Biosでみると、普通に70度超になってます。
SandyBridgeも随分前の世代のCPUなので、ここでシングルコアではほぼ最速のCorei7 7700Kにして、オーバークロックすれば5Gくらい出せるかもと、マザボをASUSのPRIME Z270-Aに入れ替えようと、双方を購入。取り付け自体は、マザボを外して入れ替えるだけなのであっさりできましたが、OSの入ってるSSDをつないでも、Windowsはたちあがるものの、Safe modeのような状態で、いくらいじってもダメ。SATAにつないでるドライブもほとんど認識されない。そもそもSSDも6個ある端子のうち、使えたのは一つだけ、という、なんだこれは、という状態。
いくらやっても解消できず、マザボのASUSのサポートに電話。すぐにつながりましたが、スペックを説明すると、それは全くサポートしてません、と意気込んで言われて、けんもほろろ。ASUSは台湾のメーカーですが、とても良く日本語ができるひとでしたが、何がどうサポートされてないのかわからず、全くサポート外です、と怒ったように繰り返し言われるだけ。サポートされないのはわかったので、こちらはよく知らないので教えてくれと粘って、ようやくわかったのは、なるほど全く、愚かなミス。このOS、英語版のWindows7はCorei7 7700シリーズは対応してない、という致命的な問題。これは気がつかなかった。(追記、これほんとかなあ。もしかすると、WIndows7に対応してないということかも)
マシンを操作するPCなので、Windows10は怖くて使えない、というのもありますが、そもそもソフト自体がまだ正式には未対応。そのドイツのメーカーの人によると、実は走る、ということではありますが、それよりも毎月、いつ使えなくなるかドキドキしないといけないというのは困るので、正式対応版が出ても、入れるつもりはありません。
CPUがOSによって使えなくなるというのはWindowsではあまりないような気もして、うっかりしてました。したかなく、もとのマザボに戻して、それなりにほんとに元通りになるか心配でしたが、何事もなかったかのように、起動しました。ただ、元に戻しただと寂しいので、CPUクーラーだけ交換。元からついてたのは、インテルので、10円玉くらいの面積だけを冷やすタイプ。CPUは長方形なので、設置してない部分の温度が高いのでしょう。インテルが出してるくらいだから、それでいいのでしょうが、今回、Corei7 7700K用に買った、サイドフロータイプの虎徹MarkIIがかなり良かったので、これに交換。この冷却器、水冷タイプではなくて、単純に金属板を押しつけて巨大な放熱板に風をあてる、かなりシンプルなというか強引なタイプ。でも物理的に安心な感じ。取り付けも簡単で、つけてみると、Biosで見ても、50度くらいに下がりました。これくらい冷えれば十分でしょう。
結局、放熱板の交換だけになってしまいました。3.9GHzでてれば、たいして変わらないかとあきらめることに。これが5Gになっても、体感はそんなに変わらないかもしれないしと、無理矢理納得することにしました。Corei7 7700Kとマザボが余ってしまいましたが、どれかにつけてみるか。