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2017年10月12日木曜日

PDF-XChange Editor

pdfを読んで、ハイライトつけたり書き込んだりするのには、フリーのreader、PDFXChange Viewerを使ってきました。とっても優れものです。ただ、さすがにページの編集、ファイルを入れたりOCRしたりはできないので、そこだけAcrobatにしてきました。現在、Acrobat XIのですが、アドビの、5年間しかサポートしない方針のために、今週末でこちらはサポート終了。このために、Abobeは新しいのを買えと、うるさく言ってきてます。だけど、新規のは年間か月々のサブスクリプションのタイプしかなくて、これはなんと、一番安いので毎月1380円、つまり2年で33120円、OCRできるProはその大体一割増し。読む以外の作業は滅多にするものじゃないのに。こんなの誰が買うんだろ?

そんなのを買ってたら納税者から怒られるので、ほかのpdfの編集ができるのを探してました。日本から、JUSTをはじめ、いろんなところからでてて、アマゾンにランキングもあります。全部やってみました。が、いずれも1万もしないのですが、PDF XChangeに慣れてると、どれも使いづら。またOCRはどれもダメ。Acrobatはさくさくやってくれるのに、実は難しいのか、とどうしたものかと思案してました。

PDFXChange Viewerを出してるカナダのTrackerでは当然ながらその有償版を出してるわけですが、これがいろいろなタイプがあって、どれがどう違うのかが実にわかりにくく、考慮してませんでした。だけどこうなるとやむをえずよく読むと、PDF-XChange Editorというのが妥当な線のようで、お試しでダウンロードしてみました。43ドルしかしませんが、使ってみると、なかなかすごい。pdfの図などが、簡単に移動したり削除したり、Wordのような感覚で使えます。そういう作業はしないでしょうが。しかも日本語のOCR、acrobatに比べると遅いですが、横書きならほぼ認識してくれます。どうも縦書きのほうが認識力が弱いような感じですが、画像の質さえ高ければ大丈夫みたい。

ならばこれを買うかと購入に進むと、アカデミック割引がある事に気がつき、その場合は連絡しろとのこと。早速メールでフォームを書いて送ったところ、すぐに大学教員である事の証明が必要と返信が来て、IDカードかHPのprofileのサイトは無いかとのことだったので、HPとORCIDのresearch profileのサイトを知らせるとこれまたすぐにOKと。メールなのがやや面倒ではありますが、ほかのソフトのアカデミック割引にくらべると時間的には随分早く購入ができました。これだと半額になります。消費税(日本のが適応)がしっかりついて、23.5ドルでPDF 編集ソフトが買えてしまいました。Acrobat pro の月単位購入だと、1ヶ月分にもならない。

そこで長年使ってきたViewerを終了して、Acrobatは削除。これでPCからアドビはなくなり、セキュリティの懸念が一つ消えました。それにしてもまったく、ソフトは調べて買わないとえらい損します。