大学入学試験で面接の心得を書いている記事をよく見ます。予備校でも細かく指導してるようですが、受験生はあんまりこういうのを熱心に読まないほうがいいように思います。違うだろう、というアドバイスをよく見ます。
たとえば、東洋経済のネットの記事に
「すべての回答は「はい」で始めると丁寧感が出る。「ノックしてから部屋に入る」のと同じことで、「誠実さ」を心がけよう。「無意識の口癖」も少なくないので要注意だ。緊張から、「えーっとですね、あのですね、それはですね」などがやたらと多い人もいる。最後に、「手や体は動かさない」こと。折角の回答の「雑音」となりかねない。」
とありましたが、いちいち、はい、と言われるとうるさいし、いかなにも演技を感じて、あんまりプラスの心証にはなりません。そういう学生には、自然にして下さい、と言います。緊張はしてあたりまえ、それをとくのも面接官の仕事。緊張して言い間違えたり、余計な事を言ったりしても、ほぼ関係ありません。こちらはそんなに素人じゃありませんから。
面接は言葉だけではなく、人とのつきあいと同じで、全身の動きも大事な要素。話に熱がこもれば手の動きも激しくなるでしょうし、それはまったく問題なし。むしろ不動な人がたまにいますが、不自然で、あんまりよい印象を与えません。もっとも、面接点に響くことはめったにないでしょうが。
他にも、ちょっと違うというのがこの記事には満載。これを書いたのは、なんと代ゼミの担当者。驚きました。だから予備校から来る人はいちいち違和感がある人が多いのかもしれません。
面接試験は、医者としてどうかということ以前に、普通に、人となりを見たいわけです。そういう予備校の指導に時間を費やして余計な事に労力を使うよりは、勉強して、本を読んで、自分や世界のことを考えてて下さい。そのほうがずっとプラスになります。